開発試験設備のご紹介

 

 

ブレーキシステムの概要

 


主脚車輪に装備されているブレーキ及びブレーキ コントロール システムの制動性能(どれだけ短い距離で機体を停止できるか)を評価する試験です。

ブレーキ試験
ブレーキ試験
ダイナモメーターとタイヤ負荷装置を使用します。ダイナモメーターのドラムが滑走路面を提供し、ドラムとフライホイールの持つ回転エネルギーがブレーキの吸収すべき(=機体の持っている)運動エネルギーを模擬します。タイヤ負荷装置は、タイヤをドラムに押付けタイヤを回転させます。押付け荷重は、着陸後タイヤが分担する機体重量に合致するよう制御されます。

試験概要は下記の通りです。


タイヤホイールをドラムから切り離した状態で、周速が試験速度 (ブレーキ開始速度)になるようドラムを回転させます。
タイヤホイールをドラムに押付け、走行状態にします。
ドラムを駆動モータから切り離した(フリーラン)状態に切り替えます。ドラムには機体の等価慣性質量を模擬するためフライホイールが連結されており、着陸時ブレーキが吸収すべき機体の運動エネルギーをドラム/フライホイールの回転エネルギーに変換して蓄えた状態での滑走状態が模擬されます。
次にブレーキをONし、ブレーキコントロールシステムでスキッドを制御しながらドラムを停止させます。この間、タイヤ押付け力は実機を模擬し減速速度に応じた値に制御されます。
試験で得られたドラム停止までの走行距離と理想制動距離(スキッド無しで路面とタイヤ間の最大摩擦係数でブレーキングした時のドラム停止までの計算制動距離)の比でブレーキ効率を求め、これを100%に近づけるべくブレーキコントロールシステムのチューニングを行います。