トップメッセージ
住友精密工業(株)は1961年に航空機装備品に使用される金属の精密加工技術から出発しました。
その後、「精密加工技術」を追求・発展させ、社会や顧客の皆様の課題を解決し、航空宇宙事業・産業機器事業・ICT(Internet communication technology) 事業の各分野で成長してきました。現在・将来ともに、社会に貢献する会社を目指して活動を続けています。
祖業である航空宇宙事業は、航空機用脚システム関連、航空機用熱交換器を中心に、航空機装備品の設計・製造技術を磨き成長してきました。防衛省殿のみならず民間航空機にも当社の製品が採用され、確固たる納入実績を持っております。今後とも航空機の安全性および信頼性に貢献しながら、さらに発展していきたいと考えています。
当社の産業機器事業は、航空機用熱交換器を源として、産業用熱交換器に展開したことから始まりました。その結果、LNG(液化天然ガス)気化装置などのエネルギープラント向けの製品から鉄道車両用インバータ制御素子冷却器まで用途に応じた高効率な熱交換器製品を生み出しました。この技術を発展させ、データセンターでの半導体チップの冷却分野に進出しようとしています。住友精密工業は、社会のサステナブルな発展に貢献しています。また航空機装備品に使用される油圧技術を生かした、低脈動・低騒音の精密油圧機器も製作し、世界のものづくりにも貢献しています。
ICT事業においては、当社は独自のプラズマ技術を持つシリコン深掘り装置のリーディングカンパニーです。薄膜形成装置であるCVD装置も製造しています。さらに、水処理分野で使われるオゾン発生装置分野を発展させ、いま、半導体製造分野にも貢献しています。また、MEMS事業も展開しています。
「地球温暖化をはじめとする環境問題は、持続可能な社会を実現するために、解決すべき重要な課題です。私たちもこの課題に取り組んでいます。今後とも、顧客の皆様をはじめてとして、すべてのステークホルダーの皆様にさらには社会に、私たちの活動を通じて「貢献」していきたいと考えています。
2025年10月1日
代表取締役 社長執行役員
鶴丸哲哉