- 国防の一端を担う、責任と誇り。
- R.K2023年入社
#新卒(高専・大・院卒)#技術系職種
- 私の仕事内容
- 防衛省で使用されている輸送機や哨戒機、飛行艇の脚(着陸装置)の維持設計を行っています。維持設計とは、すでに運用されている製品の図面の変更管理を行う仕事です。運用が開始されてからもマイナーな変更が盛り込まれることが多々あります。その際、図面を変更しても機能・性能や品質に問題がないことを検討し、これを顧客である機体メーカーに提出します。サプライヤーに製造委託をしている部品も対象です。社内外問わず、多くの人と関わる仕事ですので、コミュニケーション力と臨機応変な対応が求められます。また、航空機が着陸する際、脚にどんな負荷がかかっているのかを解析する、着陸解析も行っています。自分の仕事の成果が空のさらなる安全につながっていく喜びを感じています。
- 仕事のやりがい
- 自分の仕事が国防の一端を担っていると思えることが大きなやりがいです。海外の社会情勢が不安定になったときのことです。政府が邦人を避難させるためにC-2輸送機を派遣したというニュースを目にしました。ニュース映像ではC-2輸送機の離陸が捉えられていたのですが、それは当社の脚が救助へ向かう瞬間でもありました。元々、誰かの役に立ったり、感謝をされたりすることにモチベーションを感じる性格であり、その時は自分の仕事の重みとやりがいを感じることができました。もう一つ、やりがいとして挙げられるのは、着陸解析業務です。数多くの部品が組み合わされた脚の着陸時の挙動をシミュレーション解析し、機体の安全が保障されるよう、解析の手法を自分の手で作り上げられることに面白さを感じています。
- 仕事の難しさ
- 設計変更という作業は、なかなか大変です。航空機の脚は部品点数も多く、仕組みも複雑ですので、多くの知識が必要になります。設計として成立していても、製造や組立が困難になるような設計は受け入れられません。また入手性の悪い材料は使用しないなど、考えなければならない事はたくさんあります。そのため、幅広い知識がないと設計変更できません。正直、経験がモノをいう部分があるので、まだまだ学ぶことが多いです。
また着陸解析では三次元モデルを用いた機構解析ソフトを使用するため、社外の講習などに参加し、そこで得た情報を自分の手で試していきます。トライ&エラーを繰り返して進めるのは大変ですが、技術者魂をくすぐられる部分でもあります。
1日の仕事の流れ
-
8:30
- 出社
- メール確認後、維持設計の業務開始。
-
09:00
- 資料作成・技術検討設計変更案や図面変更内容の検討を行います。
-
12:00
- 昼休み
- 自分でつくったお弁当を食べます。フリーテニス(ミニテニスの一種)を楽しみます。
-
13:00
- 解析業務
- 脚の三次元モデルを使って、着陸解析モデルを作成します。
-
15:30
- 課内会議
- 担当している機種の図面変更の内容を課内会議で説明しレビューしてもらいます。
-
17:00
- 資料作成
- 午前中の続き。工場に製品を見に行くこともあります。
-
17:15
- 退社
- 定時は17:15です。熟考したい時は残業することもあります。
-
19:00
- 帰宅
- 料理が好きなので、晩御飯も自炊します。
- 当社の自慢
- 尼崎本社・工場の立地の良さは魅力です。梅田まで電車で10分程度。京都、神戸へも電車1本でいけます。伊丹空港へのアクセスも良いので、地元、宮崎への帰省もスムーズです。会社の雰囲気も自慢のポイントです。困ったことがあったら、遠慮なく先輩や上司に相談ができます。みなさん嫌な顔をせずに答えてくださるので助かります。業務だから対応がいいという感じではありません。人と人との繋がりを大切にしているように感じます。他の部署の同期とも今も仲良く繋がっていますし、40代、50代の先輩と遊びにいくこともあります。最近、よく連れて行ってもらうのは甲子園球場。タイガースの応援をして、その後に一杯飲んで帰ります。もともと野球に興味がなかったのですが、先輩たちによって少しずつ、タイガースファンに育てられています。
- メッセージ
