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住友精密工業の未来

住友精密工業のこれまでとこれから

守りの事業戦略から、
メリハリの効いた、攻めの事業戦略へ。

航空機装備品の開発に端を発した当社は、創業からかれこれ60年を迎えます。長い歴史の中で他には真似のできない技術と、顧客との強いパートナーシップを築きあげてきました。

近年では世界中に点在する顧客とのリレーションを深めるために、積極的な海外展開も進めてきました。この中ではもちろん成功ばかりではなく失敗も経験しましたが、一定の成果を得られたと考えています。今後、私が進めていきたいのは、自分たちの持つ技術や海外戦略を強く育てていくことです。

例えば、既存のものづくりについての構造全体を見渡し、強化すべき点と無駄を省く点を見定め、ストロングポイントを効率よく発揮できる組織にしていきたい。成長事業のひとつである ICTセグメントにおいては、今までにない発想で新しい技術を開発していきたい。そのために新たな組織づくりに挑戦していきます。

海外戦略においても同様です。伸ばすべきところは伸ばす、止めるべきところは止めるといった、メリハリのある海外展開へと舵を切っていきます。具体的には、海外法人や子会社との連携を強化し、Sumitomo Precision Products Allの力で、グローバル市場と向き合い、今まで以上のインパクトを世界に残していきたいと考えています。

求める人物像、新入社員に期待すること

勝負どころで逃げないと約束します。
一緒に戦ってくれる仲間を求めています。

守りの事業戦略から、攻めの事業戦略へ。言葉は綺麗ですが、進めていくには骨が折れます。変化の速い時代に対応するためには今まで普通にやってきたことを見直し、新しいルールや組織文化をつくる必要があります。歴史の長い航空宇宙機器や熱交換器といった事業は、暗黙のルールや、業界の慣習に守られている部分があるのも事実。事業の発展のために、それらをひっくりかえしてしまう、まさにゲームチェンジを起こすような戦略も必要になります。さらには、積極的に新しい技術を取り入れ、次の事業の種を生み出す作業も行っていきます。

目の前に並ぶ課題や挑戦から、私は決して逃げることなく戦うことを約束します。だから、皆さんも失敗を恐れず、一緒に戦ってほしいのです。ともに戦う仲間に求めるものは、「他人の話に耳を傾け、冷静に判断する。思考がまとまれば、行動に移し、達成するまで諦めない」というマインドです。この気持ちを大切にしてくださる方と、お会いしたいです。皆さんは私にとって、可愛い後輩であり、戦友であり、未来を託す希望です。大きな期待を胸に、最高の笑顔でお迎えします。ぜひ、住友精密工業に来てください。

代表取締役社長執行役員 髙橋 秀彰

1963年1月30日生(2019年取材当時56歳)

1986年入社。技術者(設計)としてキャリアをスタート。2008年産業システム生産部長兼航空宇宙油機事業室次長に就任。その後、航空宇宙油機事業室長、名古屋営業所所長兼経営企画室を経て、2018年、執行役員へ。翌2019年4月、社長執行役員、同年6月に代表取締役社長執行役員に就く。住友精密工業史上最年少で社長に昇格した。ベテランはもちろん若手からの信頼も厚い。「人の良いところを真似するのは難しいが、人の良くないところを真似しないことはできる」を信条としている。