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2025/2/19

MEMS Infinity、新たな国際デザインチャレンジを発表

MEMSの商業化を加速する革新的設計を表彰、最優秀者には無償ファンドリサービスを提供|2025年11月、日本開催のPiezoMEMS 2025にて表彰式実施予定


住友精密工業株式会社(SPP)のMEMSファンドリ事業部門であるMEMS Infinityは本日、国際MEMSデザインコンテスト「MEMS Infinity Challenge」の開催を発表しました。本コンテストは、革新的かつ商業化の可能性を備えたMEMSデバイス設計を表彰するもので、2025年11月に姫路市で開催される国際ワークショップ「PiezoMEMS 2025」の中で表彰式が行われます。


審査は産学の専門家で構成された審査委員会により、すべての応募作品に対して厳正に実施されます。最優秀賞受賞者には、MEMS Infinityが保有するファンドリにおける無償製造サービスが提供されます。これにより、試作から量産スケールまでの一貫した製造サポートが可能となります。
また、2位および3位の受賞者には、MEMS Infinityによるpoly-PZT成膜またはシリコンDRIE加工のいずれかを無償で提供します。


MEMS Infinity ゼネラルマネージャーの竹本剛士氏は、次のように述べています。
「MEMSは、日常生活に欠かせない多くのスマートデバイスの中核技術です。その実用化と量産化を実現するには、高度な設計・製造ノウハウが不可欠であり、それこそがMEMS Infinityの強みです。本コンテストを通じて、優れたアイデアを持つ設計エンジニアの挑戦を直接的に支援できることを嬉しく思います。また、PiezoMEMS 2025共同議長の神田健介教授をはじめとする学術審査委員との連携にも大きな期待を寄せています。」


審査体制について
第1次選考委員会には、MEMS Infinityの宮島博志 博士(フェロー)、竹本剛士(ゼネラルマネージャー/PiezoMEMS 2025共同議長)、松岡元(次長)、および木内万里夫 博士(設計・コンサルティンググループ マネージャー)が参加しています。
第2次および最終審査委員会は、兵庫県立大学の神田健介 教授(PiezoMEMS 2025共同議長)、神戸大学の神野伊策 教授、大阪公立大学の吉村武 准教授、および芝浦工業大学の吉田慎哉 教授で構成されています。


MEMS Infinity Challengeスケジュール
MEMS Infinity Challengeの初回応募締切は、2025年7月25日午前11時59分(UTC)予定です。評価期間は8月から10月まで行われ、授賞式はPiezoMEMSワークショップ(日本、姫路市)にて開催される予定です。MEMS Infinity Challengeの詳細については特設サイトをご覧ください。


MEMS Infinityについて
MEMS Infinityは、各種産業向けMEMSセンサー・アクチュエーターの開発および量産に特化したファウンドリ部門です。兵庫県尼崎市に位置し、20,000平方フィートのクリーンルームを備えた製造拠点では、150mmおよび200mmウェーハ対応のファブ設備を活用し、高性能PZT薄膜成膜およびシリコンDRIE加工を含むプロセスを提供しています。
MEMS Infinityは、住友精密グループが30年以上にわたって展開してきたMEMS製造技術のノウハウを継承・拡張し、ISO9001認証を取得した信頼性の高い量産プロセスにより、高品質かつ環境に配慮した製品提供を実現しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。


住友精密工業株式会社について
1961年設立の住友精密工業株式会社は、精密技術と製造サービスを提供するリーディングカンパニーです。MEMS関連では、設計装置、プロセス開発、ファウンドリ製造、テストまで一貫したサービスを提供しています。すべての業務において誠実さを重視し、技術革新を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。詳細は公式サイトをご覧ください。


【お問い合わせ先】
MEMS Infinity(住友精密工業株式会社)
木内万里夫 
kiuchi-m@spp.co.jp