自慢の技術で作り上げた、
史上初のジャイロコンパス
Solution
エネルギー効率の観点から、年々小さくなっていくジャイロコンパス。しかし、小さくすると耐久度が低くなる、精度が落ちるなどの問題が。そんな常識を変えたのがNorthfinder™です。
いままでにない製品を作り出す
近年の資源掘削業界では、エネルギー消費量をいかに抑えるかが最も重要な課題の一つです。特に本掘削の事前調査を目的とした試験掘削では、エネルギー効率の観点から年々掘削孔の直径を小さくする事が求められます。しかし、一般的に用いられている機械式ジャイロや光ファイバー式ジャイロだと、サイズが大きすぎて試験孔に入らない、振動や衝撃に対する耐久性が低い、十分な精度を得られないなどいくつもの課題があり限界がありました。弊社ではNorthfinder™を応用することで、小口径対応・高耐久性・高精度といった課題の解決に留まらずコンパクト・軽量化と電源ケーブルを無くすことにも成功し取り回しを大幅に楽にすることに成功しました。
難題を解決したのは25年の積み重ね
精度を保ちつつ、小さく、そして頑丈に。この難題をクリアできたのは25年間、常に新しい製品の開発に挑戦し続ける中で積み重ねた経験値があったから。
他社が開発を阻まれた壁に当社はMEMS式で挑戦しました。真北をジャイロセンサで検出するには地球の自転を正確に測定できなければなりません。一般的なMEMS式ジャイロセンサでは満足する精度を出せないという大きな課題です。そこで、MEMS式ジャイロの構造を始めとするジャイロコンパスの現状課題を一から見直し、厳しい条件でも正確に測定できる構造を新たに開発。同時に、新たな構造を最大限に活かすアルゴリズムも考案しました。その結果辿りついたのが、革新的ジャイロコンパスNorthfinder™です。小さく、頑丈で精度よく真北を検出。エネルギー効率の向上を実現し、かつ高精度な製品として、現在も多くの資源掘削現場で使用されています。
また、本製品はさらに3つの強みを持っています。
1つ目は低消費電力。機械式や光ファイバー式ジャイロの約1/10程度に抑えた別次元の消費電力を実現したのです。丸一日使用しても、モバイルバッテリーでまかなえる消費電力にまで落とし込むことに成功しました。
2つ目の強みはフィールド・キャリブレーション。機器の調整をお客様ご自身で行っていただけることです。機器の経時変化等により定期・不定期で必要なキャリブレーションを、全自動シーケンスが内蔵された製品本体とPCだけで実施することができるのも画期的なポイント。すなわち、資源掘削現場であっても、お客様自身によって短時間での実施が可能になったのです。
最後に3つ目の強みは、短い初期静定時間。Northfinder™は電源ONから使用可能になるまでの時間が90秒で終了し、既存のジャイロコンパスよりも大幅に短縮しすぐ測定に入れます。
進化し続けるNorthfinder™
Northfinder™はその革新性が認められ、世界中の資源掘削現場向けに販売。活躍の場は今も広がり続けています。今後の掘削技術の発展に伴い、資源掘削業界から求められる条件も更に厳しく、高度になっていくでしょう。より使いやすく、より高精度に。常に新しいソリューションを模索し、他の製品には無い魅力を備えた唯一無二の存在として、更なる機能向上を追求し続けます。